ハイパーシステムの料金のしくみ

さらに興味深いのが、ハイパーシステムの料金体系だ。ホットカフェに表示される回数に応じて料金が設定される。基本的には、代理店を経由して販売されるので、多少のばらつきがあるものの、1回の表示で5O〜1OO円といったところ。

今後、回数表示が多くなると割安になるしくみを導入する予定とのことだ。たとえば、1万人に表示して5O万円なら、高額な広告代金とは言えないだろう。なにしろ、その商品、その情報に興味のある人を抜粋した上での1万人なのだから。

ホットカフェへの表示はきわめて細かく設定することができるので、無駄な広告費を使うことがない。実際、どの程度の費用がかかるか、ハイパーネットのシステム事業部長に詳細をうかがった。

「たとえば、ある婦人服メーカーさんから、18歳から20歳の人をターゲットに、東京近郊に住まわれている女性だけに広告を出してくださいというオーダーがあったとします。それから、打ち合わせで詳細を決めます。

1カ月に何回出すか、時間は何時に出すかという指定ができます。さらに、一日に3回出すとか、一人に対して何回出すといった頻度も設定できます。もちろん、はじめに予算ありきでかまいません。たとえば、『総額3O万円の予算で』という制約のもとに、自由な設定ができるのです」

興味深いのは、最低料金が設定されていないことだ。あるおそば屋さんが手打ちそばの案内を出したいとしよう。おそば屋さんのまわりに該当する会員が1OO人しか住んでいなかったら、1人1回表示の場合、1万円しかかからない。つまりニーズに合った低コストでできるということだ。

取材時で4OO社を超える広告の依頼がきているが、なかには、浅草の風船屋さん、地方のスーパーマーケットなど、限られた予算をうまく活用しているところがたくさんあるそうだ。

もちろん、予算がふんだんにあって、多く露出したいにもかかわらず会員の数が足りないというケースも起こりうる。現在では、女性会員が少ないことがひとつの課題となっているようだ。

インターネット全体でも同様で、徐々に割合が増えつつあるが、現在では女性ユーザーは5〜10%程度と見られている。それでも、ほかのオンラインマガジンなどと比べるとかなり多く、全体の8%に迫る勢いだ。

ホットカフェの広告自体は、比較的簡単に制作できるので、普通の制作会社に頼んで、タレント等を使わなければ、3万円もあれば十分だ。この金額なら、個人で迷い犬の捜索願さえ出せそうだ。車やドライブが趣味の人に、自分の車を売りたいという個人広告を出すこともできる。当然、ホットカフェ上に激安商品の写真や価格を出してもかまわない。

基本的には、広告に掲示されているボタンをクリックすると、その会社のランディングページへリンクするしくみになっているが、現在でも、メモリの安売り情報の掲載などが好評を博しているそうだ。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です